パチンコ店のリフレッシュオープンといえば、店休日を挟んで大幅新台入替や設備変更を実施するイメージです。この日を新台入替のもう少し強いものだと認識している人も多いかもしれませんが、その裏では店長やスタッフたちが新台入替とは異なる、強い思いを持って動いているのはご存知でしょうか。
今回は7月10日にリフレッシュオープンを迎えた三重県いなべ市の『キング観光いなべ店』の例から、ホールがリフレッシュオープンにかける思いを取材しました。
今春は禁煙化によって多くのホールがリフレッシュオープンしました。コロナ禍による影響があまりにも強く大きく取り上げられていませんが、吸殻回収システムを塞ぎ、喫煙スペースを設けるなど、除菌設備とともに様々な施策が行われました。
そういった大型リフレッシュのほかにも、ホールが各台計数機になったりすると大掛かりなイメージを持ちますが、例えば台間サンドやデータランプの変更などは、快適性がちょっとアップするだけだと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ユーザー側がちょっとした変更のように感じられる設備変更でも、このような設備を変更するのは大変大掛かりな作業であり、月々の新台入替とはケタ違いの労力がかかるものです。
さらに禁煙化などの特殊な事情でない限り「お客様の声から快適性をアップさせる設備変更」というのがリフレッシュオープンの大半を占める理由で、ただの“賑やかし”でリフレッシュオープンするのは少ない事例です。
取材をさせていただいた『キング観光いなべ店』は、今回のリフレッシュオープンで、グランドオープン当初から設置していたメダルサンドを取り替えました。
スタッフさんによると、設備変更前は「お客様が入金ができるサンドに移動してメダルを借りていた」ほどの状況だったそうです。
また、店長さんによると、日々のメンテナンスにかかる労力と費用もかなりのもので、来店した人にとっても働くスタッフにとってもストレスの元になっていました。
今回のリフレッシュオープンは、
一言で表現すると「設備変更リフレッシュオープン」ですが、
しっかり表現すると
「キング観光いなべ店の常連さんとスタッフの悲願が叶ったメダルサンド変更リフレッシュオープン」と言えます。
リフレッシュオープンにあたり、この店舗では7月8・9日の2日間が店休となりました。
1日目は設置台を外して、サンドを筆頭に設備を総入れ替え!施工業者さん達が慌ただしく作業をすすめ、スタッフさんは店内装飾の準備に余念がありません。カウンター前や休憩室には、一旦外された台がぎっしりと置かれ、リフレッシュと言いながら、フルリニューアルに等しいスクラップ&ビルドぶりです。
老朽化したメダルサンドだけでなく、幾多の喜びをカウントしてきたであろう、使い込まれた計数機ともお別れです。
2日目には台が元の位置に戻され、全台の試験運転や店内装飾が施されます。今回の設備変更でパチンコが各台計数機になったことで、パチンココースの床のカッティングシートの貼り付けなど装飾も一苦労な様子でした。
今回は、POTに賛同いただき、WEBサイトオープン当初から応援してくださった『キング観光いなべ店』のおぐけんさんにご協力いただき、リフレッシュオープンの取材をさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
ツイッターアカウントおぐけん@キング観光いなべ店@ogratch2では、リフレッシュオープン準備の様子を事細かに公開しておりましたので、ぜひチェックしてみてください。