設置期限の延長でどうなる?波乱の2020年沖スロ市場最前線

2020年5月20日に決まった遊技機撤去期限の延長は、新型コロナウイルス感染症によってダメージを負ったパチンコ店に、良くも悪くも大きな動きをもたらす措置となります。このタイミングでの経過措置延長によっていち早く影響を受けるのが、『沖ドキ!-30』を要する30φ、いわゆる沖スロです。今回はそんな沖スロ市場の現在地を探りました。

沖スロコーナーの主力機種の設置期限をおさらい

プレミアムハナハナ-302021年4月5日
ツインドラゴン
ハナハナ-30
2021年2月14日
グレートキング
ハナハナ-30
2021年1月31日
→2021年11月30日
ドリームハナハナ-302021年1月31日
→2021年11月30日
ハナハナホウオウ-302021年1月31日
→2021年11月30日
ニューキング
ハナハナ-30
2020年7月24日
→2021年2月24日
沖ドキ!-302020年6月2日
→2020年12月31日
※都道府県によって異なります

なんと、今回の経過措置延長によって、新筐体のプレハナ&ツイドラが旧筐体のグレハナやホウオウよりも早く撤去される逆転現象が起こりました。

今回の改正法が施行された2020年5月現在、最も古いハナハナシリーズのニューキングハナハナは、2014年の導入にも係わらず全国500店舗以上が設置されています。

沖ドキ!は2020年いっぱいまで遊べる

人気にかなりの地域差がある沖ドキ。本場の沖縄県はもちろん、首都圏でも人気は高く、沖スロ熱が高い東海地区に至っては、30φの沖ドキを100台以上設置するパチンコ店もあるメイン機種です。

都道府県によって誤差はあるものの、6月までに総入れ替えされる予定でいました。そんな最中、設置期限が迫る5月中旬、今回の撤去期限の経過措置延長が決定。

急遽、撤去が迫っていた沖ドキは2020年12月31日まで遊ぶ事が可能になりました。

沖ドキの代替候補として6号機が続々登場

そんな沖ドキが占めていた30φコーナーには、その代替機として様々なAT機が登場しました。

アクロスから登場する正統後継機の「沖ドキ!2-30」、ハナハナのパイオニアからは「ビッグシオ-30」、ネットの新ブランドであるカルミナからは「ハイドラ-30」、小さなメーカーでは沖縄発の新メーカーのオズから「OZ-1」等々。

沖ドキの設置期限が延長されたことで、本来登場する予定だった30φの新台の行方は果たしてどうなるのでしょうか。

「沖ドキ!2-30」はポスト沖ドキの筆頭候補

30φにおけるAT機は、長らく「沖ドキ!-30」が独占しており、その代わりとなる台は現状「沖ドキ!2-30」になると思われます。

設置が2020年の12月いっぱいではあるものの、沖スロ市場の世代交代が半年ほど先延ばしになったに過ぎません。

また、代替機として5月下旬に納品された「沖ドキ!2-30」を抱えているパチンコ店が多いのも事実です。

それを踏まえて、パチンコ店は今後、次のような戦略を取ると予想されます。

2020年下半期の沖スロコーナー予想

①現状維持

人気と実績のある「沖ドキ!-30」や「ハナハナシリーズ」をまだまだ撤去する必要がないため、今回設置期間が延長された「ニューキングハナハナ-30」も含めて、ほぼすべて5号機で営業していくパターン

②30φコーナー増設

すでに新台が用意されているパチンコ店が、半年後には必ずやってくる入替に備えて、25φコーナーを削減し、「沖ドキ!2-30」などの6号機を導入できるよう30φコーナーを新設するパターン

③6号機の30φを導入

「沖ドキ!-30」「ニューキングハナハナ-30」を残しつつ、「沖ドキ!2-30」「ビッグシオ-30」「ハイドラ-30」など購入済みの別の30φと入替するパターン

どんな選択をするかはパチンコ店それぞれの指針によりますが、まず「沖ドキ!-30」を撤去する選択肢はないと考えて良いでしょう。まず最初のテーマとして6号機との共存、次のテーマとして6号機への移行が待ち構えています。2020年の沖スロコーナーは目まぐるしく動く状況になりそうです。

まとめ

今回の遊技機撤去期限の延長は、パチンコ店にとってもユーザーにとっても非常に嬉しいニュースと言えるでしょう。

特に、沖ドキ大量導入店や新筐体のハナハナシリーズを希望通り導入できなかったパチンコ店では、新台導入の負担軽減によって、多かれ少なかれユーザーへの還元が期待されます。

6号機として30φやAタイプに実績がない現状から、5号機の「沖ドキ!-30」や「ハナハナシリーズ」の延命は、25φよりも価値の高いものです。

今後しばらくは、そんな沖スロコーナーに注目してみてはいかがでしょうか。

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